実践!やさしく学べるポピュラー対位法
著 者:彦坂恭人 |
内容
厳格でお堅いイメージの対位法を、童謡やジャズ、クラシックの名曲を使ってポピュラー向けにやさしく解説していく本。クラシックの和声や旋律という言葉でなく、コードやメロディ等のポピュラーミュージック畑の人達にわかりやすい言葉で解説し、さらに実際の例としてストリングスで対位法を使ったアレンジ例を解説。基礎と応用が同時に身に付きます!
目次
■第1章 対位法ってなに?
▶STEP1 対位法ってなんだ?(和声法との違いは?)
和声法とは??
対位法を教わることが少ないワケ
対位法の本質を活かす!
▶STEP2 まずは準備運動!予備知識を確認!
?コードのディグリー(和音の度数)について
?コードの構成音について
?テンションやノンコード・トーン(非和声音)について
▶STEP3 対旋律を作るときのルール
?強拍では3度か6度でハモらせる
?1度、4度、5度、8度も協和する
?2度、7度は注意が必要!?
?順次進行と跳躍進行
▶STEP4 基本は二声対位法
■第2章 コード・ネームから対旋律を作ってみよう
▶STEP1 コード・トーン(分散和音)
のみの対旋律
?伴奏形と対旋律の違い
?シンプルに考える
♪Exercise1 名曲をアレンジしてみよう!
▶STEP2 ノンコード・トーンを含んだ対旋律
ノンコード・トーンの種類
実践してみよう
♪Exercise2 名曲をアレンジしてみよう!
▶STEP3 休符を活用してみよう
あらゆる場面で大事な“間”
▶STEP4 リフも対位法の要素を含んでいる!?
リフの作り方
♪Exercise3 名曲をアレンジしてみよう!
▶STEP5 ベースも立派な対旋律
対位法でベース・ラインも作れる?
ベース・ラインの作り方
■第3章 メロディの流れやリズムを活かして対旋律を作るには
▶STEP1 輪唱で対旋律を付ける!
輪唱ってなんだっけ?
輪唱する場所を変えると…?
「かえるの歌」以外で輪唱を試そう!
♪Exercise4 名曲をアレンジしてみよう!
▶STEP2 動いたら止まり、止まったら動け!
カウンターを意識して対旋律を付けよう
♪Exercise5 名曲をアレンジしてみよう!
▶STEP3 困ったら反対へ行こう
コードの中で軸になる音の選び方
5度への直行はよくない!?
♪Exercise6 名曲をアレンジしてみよう!
▶STEP4 モノマネもあり?『模倣の技術』
?“リズム”をマネする
?音型をマネする
♪Exercise7 名曲をアレンジしてみよう!
▶STEP5 対位法の専門書?
禁則に惑わされないように…
▶STEP6 対位法の要点(まとめ)
対位法は時代おくれ?
対旋律を作るときの要点
■第4章 三声以上の対位法
▶STEP1 三声の対旋律を作ろう!
土台の二声をしっかり作る
三声以上の対旋律を作ろう!
▶STEP2 四声対位法
基本は変わらない!
どの音を重ねれば良いの?
■第5章 対位法をストリングスアレンジに活かそう
▶STEP1 ポップスにおけるストリングス・アレンジの実際
ストリングスと呼ばれる楽器の種類
ストリングスの人数と編成
▶STEP2 ストリングスの予備知識をチェック!
音を出せる音域と調弦(チューニング)
様々なストリングスの奏法
▶STEP3 ストリングスっぽく聴かせるには?
a.駆け上がり
b.駆け下がり
c.バロック音楽的なフレーズ
e.ペダルポイント
▶STEP4 ストリングス・アレンジのテクニック
ユニゾン(unison)の活用
楽器間の音量バランス
Vn.1(第1ヴァイオリン)と
Vn.2(第2ヴァイオリン)のユニゾン
Vc.(チェロ)とCb.(コントラバス)のユニゾン
全ユニゾン
クローズド・ヴォイシング&メロディのダブリング
▶STEP5 “ストリングス”を入れてみよう
トラックはいくつ作れば良いの?
対旋律を書こう
筆者のアレンジAパート
アレンジ解説Aパート
筆者のアレンジBパート
アレンジ解説Bパート
筆者のアレンジCパート
▶STEP6 弦楽四重奏に挑戦!
弦楽四重奏のアレンジ
穴埋めパズルゲーム?
オススメの弦楽四重奏曲
■第6章 トレーニング編
対旋律を作ろう!
二声対位法
三声対位法
四声対位法
『対旋律を作ろう!』解答例集
二声対位法
三声対位法
四声対位法
Exercise解答集
対位法が味わえる筆者オススメCD