使えるミックスダウン・テクニック
著 者:荒井 優 |
内容
バンドや個人でCD(音源)を作るためのミックスダウンが学べる解説書。エフェクターの説明や設定の仕方、モニタリングの仕方、音のバランスの取り方、音の特殊な加工法等、幅広く掲載。さらにマスタリングについても掲載されているので、自分で作った曲のクオリティを上げたい人には、お勧めの一冊。
目次
■SECTION1 ミックスの前に機材を知ろう
ミックスの心臓部!コンソール
音の入り口!?インプット
ラインインとマイクイン
レベルの違い!?
2種類のアンプを使い分けよう!
その他の身近なアンプ
もう一つのインプット
インプットにつなげる様々なケーブル
楽器をどこの位置に置くかを決める「パンポット」
インプットとは違う「インサート」
とっても便利な「AUX」「Buss」Send
センド(Send)
リターン(Return)
周波数を変えるイコライザー(Equalizer)
2つのEQ!?
フリクエンシー(Frequency)とキュー(Q)
ピーキング(Peaking)タイプ
シェルビング(Shelving)タイプ
フィルター(Filter)
イコライザーは魔法の機材?
音を整えるコンプレッサー(Compressor)
スレッショルド(Threshold)
レシオ(Ratio)
アタック(Attack)とリリース(Release)
GRメーター
音を伸ばす(伸張させる)エキスパンダ(Expander, Expand)
レベルを抑えるリミッタ-(Limiter)
イコライザーとコンプレッサーをつなぐ順番
その他のダイナミクス系
ゲート(Gate)を使ってノイズをカット
「サ・シ・ス・セ・ソ」といえば!ディエッサー(De-esser)
音を遅らすディレイ(Delay)
ディレイタイム
フィードバック
モジュレーション
テープエコー(Tape Echo)
残響を作るリバーブ(Reverb)
プレート(Plate)
スプリング(Spring)
ホール(Hall)、ルーム(Room)、アンビエンス(Ambience)、チェンバー(Chamber)
ノンリニア(Non Linear)、ゲートリバーブ(Gate Reverb)
プリディレイ(Pre Delay )、ア-リーリフレクション(Early Reflection)
その他のリバーブのパラメーター
■SECTION2 モニター環境を整えよう!
良い音でしっかり聴こう!
モニタースピーカーの種類
パワードスピーカー
実用的なスピーカーのセッティング!!
1、スピーカーの高さ
2、スピーカーの間隔
3、スピーカーまわりの鳴り
4、スピーカーのセッティング方法
各種モニターの使い分け
実際のモニター方法
メータリング
音の不思議
定位
位相
マスキング
■SECTION3 生楽器、打ち込み、それぞれのミックス
リズムの土台! ドラム編
基本的なドラムの定位
パンニング
位相
ドラムのパーツごとにEQを調整しよう!
1、トップ
2、キック
3、タム
4、スネア、ハイハット
5、打ち込み音源のシンバル
ドラムに使うコンプレッサー、リバーブ、ディレイ
コンプレッサーで叩きむらを揃えよう!
リバーブ、ディレイ
低域をしっかり出そう! ベース編
定位
基本的なベースのイコライジング
コンプレッサー
リバーブ、ディレイ
上物の定番! ギター編
定位
基本的なギターのイコライジング
コンプレッサー
ヴォーカル、コーラス(バックグラウンド・ヴォーカル)編
「字ハモ」の定位
「Ah~Woo~」コーラスの定位
ヴォーカルのイコライジング
ヴォーカルへのコンプレッサー使用法
レベル設定
■SECTION4 特殊な加工
特殊なエフェクト
ピッチシフター(Pitch Shifter)
コーラス(Chorus)
フェイザ-(Phaser)、フェイズシフター ( Phase Shifter )、フランジャー( Flanger)、トレモロ( Tremolo)
オートパン(Auto pan)
特殊な加工 ヴォーカル編
歪んだヴォーカルにするには?
ラジオヴォイスとテレフォンヴォイス
特殊な加工 コーラス(バックグラウンド・ヴォーカル)編
広がりをもたせるには?
特殊な加工 ギター編
エレクトリックピアノ、オルガンサウンド!
エレピ、オルガンサウンドと似たような効果を作る方法
オートメーションによるエフェクト
エフェクトのオン、オフ
その他、オートメーション使用法
■SECTION5 ジャンル別ミックス!
しっとり聴かせるバラード
バランスよく定位させよう!
バラードのエフェクト処理法
アップテンポ
バランスよく定位させよう!
バラードとは違う!エフェクト処理法
歌物はやっぱりヴォーカルが大事
基本はセンター! ヴォーカルの定位
ヴォーカルにかけるエフェクター
ジャンル別MIX方法
ロック
ヒップホップ
レゲエ
ジャズ
クラシック
弾き語り(アコースティック・ギター、ヴォーカル)
これは押さえておいてほしい筆者お勧めCD
ロック
ヒップホップ
レゲエ
ジャズ
クラシック
■SECTION6 ミックスのまとめ~マスタリング
筆者のミックスの進め方
1、土台とヴォーカル
2、各楽器を細かく調整
3、マスタリングを意識したミックス
4、時間はかける?かけない?
筆者のお勧めミックス法
1、曲の土台!リズムから
2、その他の楽器を調整しよう
3、ヴォーカルを乗せよう
4、レベル調整
5、最終チェック
6、完成!その後…
ミックスマスターの保存
アナログ機材を使ってのMix
ラインアンプ、コンプレッサー等を使う
マスタリング
マスタリングとは…
イコライザー
コンプレッサー
マスタリングエンジニアにお願いする場合
究極のエフェクター?電源ケーブル
プレスマスター